栄冠ナン年を作る前に、似たようなゲームがないか調べた。
高校野球のシミュレーションゲームって、パワプロの栄冠ナインくらいしか知らなくて、ちょっと調べてみた。
まずは定番のゲーム
栄冠ナイン
高校野球シミュレーションといえば、多分これがダントツで有名。
パワプロに収録されているモードで、高校野球部の監督になって甲子園優勝を目指すゲーム。
練習メニューを決めたり、試合で采配したり、新入生をスカウトしたり。弱小高校を何年もかけて名門校に育てていく。
進行アイコンで日付を進める仕組みも面白い。止まったマスによってイベントが発生するから、育成にちょっとした運も絡んでくる。
高校野球の育成ゲームとしては、やっぱり圧倒的な存在なんだけど、なんか疲れてる時に起動したくならないんだよね。 甲子園の魔物ゲーを体験している身としては、負けたときの無気力感が心臓をキュッと包んでコントローラーを持とうとする手が止まる。
メニュー画面の音楽だけずっと脳内に流れてる。
めっちゃ好きなんだけどね。
プロ野球チームをつくろう!
通称「やきゅつく」。
おれの小中学生時代の記憶の半分くらいを占めるゲーム。
こっちは高校野球ではなくプロ野球だけど、選手を集めて育てて、チームを強くしていくという意味では近いゲーム。
選手の獲得、育成、球団経営、試合采配まで担当して、まずは10年以内の日本一を目指す。
実在選手やOBも登場するから、好きな選手を集めて夢のチームを作ることもできる。 ただ、実在選手より架空の選手に愛着が死ぬほど湧いた。ドリームキャスト版の話ね。
高校野球と違って、お金や経営まで考えるのが面白いところ。
野球ゲームって、操作して打ったり投げたりするだけじゃなくて、選手を集めてチームを作るだけでも十分面白い。 なのにこのゲームは「つくろう」だけじゃなくて「あそぼう」もあって、とにかく無敵だった。
問題はグラフィックで、ドリームキャスト版の絵柄が可愛すぎて、急にプレステ版か何かでリアルなイラストになって幻滅。 ゆるい雰囲気の中でこだわりがあるゲームのほうが好きなので、謎にリアルを追求して他がパワーダウンして見えてやらなくなってしまった。
超空間ナイター プロ野球キング
通称「プロキン」。
これは64のゲームなんだけど、重力の小さい球場でフライが全然落ちてこないとか、砂浜の球場で打球が止まるとかバカゲーっぽさがありつつも、エディットモードがくそおもろくてずっとやってた。
これは正直シミュレーションとかじゃないんだけど、育成とか選手作成がめっちゃおもろいし、なんか書きたくなったから書いた。 チラ裏なんで別になんでもいいの。
またやりたいけど、流石にちょっと今のゲームじゃない。
ブラウザやスマホにもあった
ここからは、今回調べて初めて知ったゲーム。
俺の甲子園
ブラウザで遊べる高校野球シミュレーションゲーム。
基本無料で、スマホでもPCでも遊べるらしい。
「なんだすでにあるんじゃん」と思った。
ただ、ゲーム内の日程が現実の時間と連動しているらしい。
監督になって選手を育てるんだけど、現実の高校野球みたいに時間をかけてチームを作っていくんだって。
あまりにも気力がわかなくてプレイヤーとしては無理だなと思った。やりたいことはすごく分かるなと思う。
栄冠にゃいん
名前がかわいい。ワンチャンかぶってた。
こちらも高校野球の監督になって、選手を育成して甲子園を目指すゲーム。
調べてみると、想像以上に本格的だった。選手の育成にかなり自由度があるらしい。 万能な選手を育てることもできるし、ひとつの能力に特化した尖った選手を作ることもできる。
練習は月単位で進むので、育成のテンポも意識されている。
試合中の采配も細かくできて、バント、盗塁、スクイズ、エンドランとか、ランナーの状況による打球の抜けやすさまで考慮されているという。
守備の連携や打球処理はアニメーションで表現されていて、チャンスではカットイン演出まであるんだって。やばい。
そこまで深く調べたわけじゃないんだけど、普通に人気があっていいなと思った。
ただ、おれはそこまでガッツリシミュレーションがしたいわけじゃないんだよな。
栄冠ナン年との違い
こうして調べてみると、どのゲームにもちゃんと特徴があっておもろいね。
ただ、栄冠ナン年みたいなのはなかった。イラストもいらないし、これからAIで量産されるタイプっぽいから誰も作ってないのかな。
じゃあ作るかって思った。
おれが作りたかったのは、まじで一番気軽に高校野球の監督を体験できるゲームだった。 仕事の休憩中とか、電車に乗っているときとか、寝る前のちょっとした時間とか。
スマホを取り出して、数分だけ遊んでちょっとした満足感があるゲーム。 だから栄冠ナン年は、3分で高校野球の1年が終わるように作った。
細かい練習や経営はできないけど、短時間で世代交代や大会のプチドラマを楽しめる。 ちゃんと守備できない奴がエラーしてほしかったし、それがプレイヤーに分かるようにしたかったから一打席毎にガチ対戦させてるし、それをスコアボードから見れるようにした。
で、やっぱ友達と遊びたいんだよね。
実際昔の野球部の友達にURLを送って遊んでもらった。 「タイパいいわこれw」 「外野守れる選手いなくてエラーして負けたんだけどw」 って言われた。
小学生の頃の友達とまた「やきゅつく」やってたときのような会話ができた。 あ、このためにゲーム作ったんだなって思った。
サクッと遊べるようにしたことで、この歳でまたあの頃の青春の破片に触れることができたと思う。
広告の審査は落ちたけど。